舟唄を沁々聴く

先日、八代亜紀の『舟唄』を聴き惚れるほど素晴らしい歌だと思い

頭から離れず、私なりにこの歌を分析した作詞家阿久悠美空ひばり(お嬢)

に書いた歌だというそれが制作過程で八代亜紀になったと言う

https://www.youtube.com/watch?v=_hO22b2gcYY

日本で一番歌が上手いお嬢がこの歌を唄っていたらどのようになっていただろう?

一つの歌に中に『ダンチョネ節』のメロディが入って加速させるテンボでミックス

させた作曲の浜圭介、お嬢ならどのように唄い熟しただろう?八代亜紀のハスキー

ヴォイスが上手く情緒豊かに乗り切っている、本当に八代亜紀という歌手は上手い歌手

だと思う・・・阿久悠の詩はこうである

【お酒はぬるめの 燗(かん)がいい肴(さかな)はあぶった イカでいい女は無口な ひとがいい灯(あか)りはぼんやり 灯(とも)りゃいいしみじみ飲めば しみじみと想い出だけが 行き過ぎる涙がポロリと こぼれたら唄いだすのさ 舟唄を

店には飾りがないがいい、窓から港が見えりゃいい、はやり唄などなければいい

とこどき霧笛が鳴ればいい、ほろほろ飲べばほろほろと、心がすすり泣いている

あの頃の娘を思ったら唄いだすのさ舟唄を】

全て現状況で満足している男の心情だ港街の素朴な居酒屋これほどほっと出来る場所は男には他にないのであるただ一つ注文を出している【沖の鴎に 深酒させてョ いとしあの娘とョ 朝寝するダンチョネ 】港街だから朝早く鴎が鳴くその声で起たくはない、いとしいあの娘とは朝寝をしたいと言うのだ、そのためには鴎に 深酒させる、という不可能なのとを夢見る男、窓から港が見えりゃいいと言った男の望みは阿久悠特有の情景描写

津軽海峡冬景色』もそうだがどうしてこのような素晴らしい詩を書けるのだろうか?

この詩が土台となり見事な作曲と唄い方と三人の才能が一体になり後世に残る歌が誕生したのである。